タイトルにあるように、猫が捕まえられない、キャリーに入れようとしたが入らない、キャリーを見るだけで姿が見えなくなった・・・
このお悩み、結構聞きます。
具合が悪くても、猫もそこに入ったが最後、病院という慣れない場所に連れて行かれ、どんな恐ろしい目に遭うかわからないので必死の抵抗をするのでしょうね。
一方、飼い主さんも大切なにゃんこの体調がいつもと違う、なんとかして病院へ連れて行かなければ!と必死です。
ただでさえ病気というストレスや不安を抱えた状態なのに、さらに病院へ行く前から、にゃんこにも人にもストレスがかかる状況はできれば避けたいですね。
普段の生活の中でキャリーに慣らしておく
キャリーが出てくるのはどんな時でしょう?
動物病院に連れていく時だけ、しまっていたキャリーを出してきて・・
という方はかなりいらっしゃいます。すると、
キャリー = 動物病院(怖い場所)
という関連付けがされるのは想像できると思います。キャリーを見た瞬間いなくなる訳です。それを
キャリー = 心地よいスペース
にしておきましょう、ということです。方法は、以下の通り。
- 猫の匂いのついたバスタオルを中に入れ、ドアは取り外すか動かないように固定する
- 猫がいつも過ごす部屋(リビングなど)に置く
- 1日1回その中でおやつをあげる
猫の匂いのついたバスタオルを中に入れ、ドアは取り外すか動かないように固定する
匂いのついたバスタオルは診察の時にもおすすめ!おうちの匂いで包んであげることでにゃんこを守ってくれます。既に今のキャリーに強い嫌悪感があって1週間置いても近づかない場合は違うキャリーを用意していただく方が良いと思います。ドアは最初は外し、慣れて中に留まるようになったら短時間だけ閉める練習をしても良いと思います(音が出ないようにそっと閉め、美味しいものを中に入れます)。上に持ち手がついているキャリーが多いのですが、持ち手が倒れると大きな音がしてびっくりするので、タオルなどを巻き付けておくか普段は養生テープで固定するのがおすすめです。
猫がいつも過ごす部屋(リビングなど)に置く
リラックスしていられる場所にキャリーを置きます。ドアの横など人の出入りが激しい場所は避けましょう。安全が確保されるなら、地面よりも少し高いところの方が落ち着くにゃんこが多いかもしれません。ただし飛び乗って落ちてくるようなところは危険なのでやめましょう。
1日1回その中でおやつをあげる
一番最初は、キャリーの中ではなくキャリーの外の近いところにおやつを置いてください。その存在に慣れてきたら、中でおやつをあげてください。慣れさせている途中では、キャリーの中でも手前に置く方が食べるハードルが低く、奥に置く方がハードルが高いです。食べない場合はおやつの置き場所を簡単にしたり、食べなくてもしばらく”お供え”を続けてみてください。決してお尻を押し込むようなことはしないでくださいね!!
いかがでしょうか。キャリーを普段から心地よい隠れ家として使っていただくと、動物病院へ行くときも抵抗なく入ってくれるようになります。むしろ慣れない場所に行った時にいつもと変わらない安心できる場所としてにゃんこを守ってくれるかもしれません。ぜひお試しください♡
私が思う、おすすめキャリーの特徴
- キャリーの出入り口が横にありドアを開けたままにしておけるもの
- 柔らかすぎると上に猫が乗って潰れてしまうのである程度しっかりしたもの
- 診察の時は上半分が取り外せたり、上にもドアがあってそこから出入りできたりするととてもありがたいです(にゃんこがキャリーの中に入ったまま点滴や注射などができるので・・)
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